岐阜県関市で治療からトレーニングまでできる、「本気」で治したい人のための接骨院【たかふじ接骨院】の院長JUNでございます。
近年多く見られる「しゃがめない」子どもたち…
何故しゃがめなくなるんだろう…
正直分かりません…
ってのを思いながらブログを書いてみます。
生活環境の変化?
よく耳にするのが「トイレ」
和式トイレが少なくなり、洋式トイレになったから…
確かにそれは言えているかも…
でも、かなり影響してるかって言われると強くはないと思います。
幼少期から和式トイレを使っていたら「しゃがめなくなる」という事が回避できるかどうかというと、違うんじゃないかって思います。
一日にトイレ行くって言ってもそこまで行かないでしょうし…。
僕は遊び方の変化が一番影響あるのかなって思います。
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【公園 ゲーム】って調べたらやっぱりいろんな画像が出てきますね(^^;)
今は昔みたいに身体を動かして遊ぶより、ゲームをすることが中心なのかな?
公園に行って何してんだ(笑)って思いますけど、この光景って最近では普通になってる気がします。
最近では幼児の頃からママのスマホでゲームしてるってのも増えている気がします(´;ω;`)
ゲームがアカン!!ってことじゃないけど、アカンのはその時の「姿勢」。
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ゲーム中の姿勢
見るからに良くないよねって感じだと思いますが、注目していきたいのが背中よりも「骨盤・股関節」の状態。
骨盤がかなり後傾して、そこから上半身が乗っかることでさらにその後傾を助長させている状態。
これでは腰椎(背骨の腰の辺りのこと)を真っすぐに保つための筋肉である
「大腰筋」
という筋肉が使えなくなってきます!!
これが結構マズイんです。
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大腰筋の役割
写真の筋肉が「大腰筋」となります。
この筋肉の作用は教科書的には…
【股関節を屈曲し、僅かに外旋させる】
とあります。
実際には、姿勢を保つ際にこの大腰筋が働くことで腰椎の前弯を保ち、良い姿勢を作ってくれる役割があります。
こんな感じで
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先程のゲームの時の姿勢はこの反対の動きになります。
なので、こんな姿勢を日常的にやっていると、当然この大事な「大腰筋」の働きは弱くなっていき次第にこんな姿勢へ変化していきます。
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ネットからいろいろ引っ張ってきました(^_^;)
●お腹がぽっこり
●背中が丸くなる
●頭が前に出てくる
といったような姿勢になってきます。
子どもの時からこれだと、これからの成長や将来的にも身体の障害やトラブルに繋がってきますよね(^^;)
さて、しゃがむ時にこの「大腰筋」がどう働くのでしょうか?
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しゃがみ込み時の大腰筋の作用
大腰筋は腰椎から骨盤の前を下行して、大腿骨の内側に付着しています。
しゃがみ込んでいくとその二点が近づいていきます。
しゃがみ込んでいく際に、大腰筋がうまく収縮してくれないと、体勢を維持出来ず後ろへ尻もちをつくように転倒してしまします。
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この時に体幹部と大腿部を互いに引きつけるのが「大腰筋」
先程少し前に説明した、大腰筋の教科書的な作用で言う「股関節を屈曲し、僅かに外旋させる」というのが体幹部と大腿部を互いに引きつけるという動作になります。
その大腰筋が上手く働いてくれるためには、
「十分な股関節の柔軟性」
が最低限必要になります。
その後に、大腰筋の出力を高めていくようなストレッチやエクササイズを行えばしゃがめるようになってきます!!
ちなみに、最初に貼ってあった男の子二人で写っている写真の右の子は来院2回目でしゃがめるようになってますね。
まとめ
「しゃがめないのは何故か?」ということで今回ブログを書きましたが、いかがでしたでしょうか?
僕はしゃがめない子が多くなった背景・原因としては「ポータブルゲーム機の普及と、その時の姿勢」が強く関係すると思っています。
このブログを見て、少しでもお子さんの生活環境・習慣を気を付けるきっかけになれればなと思います。
内容を短く書くつもりだったんですが、長ったらしい内容になってしまいました(^_^;)
でもここまで読んで頂きありがとうございます!!
「しゃがめない」という事は日常生活のみならず、スポーツにも多大なるデメリットがあるので、現時点でうまく・楽にしゃがめないという子は早めにしゃがめるようになっておきたいですね!!
※今回の「しゃがめない」という事についての関連ブログを過去にも書いているのでこちらもチェックしてみて下さい(^^)/
子供の歪み 【踵をつけてしゃがめない子】 足首の硬さが原因?
いや、うちの子は楽勝だぞって場合はこちらが出来るかチェックしてみて下さい(*^^)v
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担当:JUN