
岐阜県関市で治療からトレーニングまでできる、「本気」で治したい人のための接骨院【たかふじ接骨院】の院長JUNですm(__)m
このオフシーズン中にライバルに差をつけたい「ジュニアアスリート」、動ける身体作りに取り組みたい「アクティブシニア」の方のご来院お待ちしてますよ~♪
さて今回は
「郡上八幡」から
来院の60代女性の方のお話です。
※当院から30キロくらい離れています(-_-;)
なかなか近所にはしっかり診てもらえる所がないみたいです(-_-;)
手首の小指側が痛い・・・
今回の症状は左肩が後ろに回らない・両膝もおかしい・腰もあんまり・左足は微妙にしびれる…といろいろと症状がありましたが、特に
「手首の小指側が痛くてなかなか治らんのよー」
と訴えてみえました。

いろいろチェックした結果、おそらく
「TFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷」
かなと思いました。
聞きなれない方が多いと思うので簡単に解説を
⇩
「TFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷」とは

三角線維軟骨複合体損傷(さんかくせんいなんこつふくごうたいそんしょう、英: Triangular Fibrocartilage Complex injuries、TFCC損傷)とは、手関節の尺側側(くるぶし側)に存在する軟部組織で、三角線維軟骨(英: triangular fibrocartilage、TFC、Disc Proper )とその周囲の靱帯構造からなる線維軟骨-靱帯複合体である三角線維軟骨複合体の損傷のことである。
というわけなんですが、簡単に言うなら画像の箇所にはそういった若干複雑な組織があって、そこを痛めてますということ。
特徴といえば、手のひらを上に向けるような回外運動が痛みでできなくなること。
このTFCCを痛める原因としてはいくつかありますが、「転倒などの外傷」や「繰り返しの負荷による損傷」かと思います。
で、この女性の場合は後者の「繰り返しの負荷」によって痛めております。
となると、ただ使っていればそうなるのか?
加齢による筋・軟部組織の柔軟性や滑走性の低下や、手関節や肘関節の歪みだったりして関節の位置関係が悪かったり、肩など肩甲骨をうまく使えていなくて手先だけの動作になってしまっていたり…
などといろんな「原因因子」が想定されます。
このTFCC損傷は手術という治療法が一応ありますが、そんなことやらずに治せるのが理想ですよね(-_-;)
でも先ほどの「原因因子」が取り除かれていないとまた同じようなことが起こります。
これはどんなケガや痛みでも同じことが言えますよね(;^_^A
で、結局この女性の手首の痛みは?
今回の施術で「痛み」自体は取り除くことができました。
でもまだほかの関節の歪みだったり、間違った使い方だったりと、今回の症状に対して影響を及ぼしているであろう「原因因子」は取り除ききれていないのでまた後日続きを治療します。
ということでそれまでのホームケアとして「セルフリリース」と「ストレッチ」をお伝えしました。
そのうちの「ストレッチ」をご紹介します。
⇩


手首のオレンジ色のリングは認知症サポーターのリングです♪
テーブルや台の上に指先が自分のほうを向くようにして手をつき、画像のように手のひらor指がテーブルや台から離れないように注意しながら体を後退させて伸ばしていきます。
この時、しっかりと「パー」のように指をしっかり開きましょう。
各20秒ほどを交互に行います。
腱鞘炎の方にも効果的かと思います。
患者さんの中には、このストレッチだけでも症状改善する方がいますが、痛みが出る前の予防だと思って日ごろからちゃんとやりましょうね(;^_^A
一日にやれるなら何回でもやってもらうようにしてますが、このストレッチは患部などに痛みがないことを前提に行ってます。
もしこれをやって手首が痛いっていう方がいるなら、ウチにきてチェックを受けるべき!!
それでは今回はこのへんで!!!!
担当:JUN